お話を伺い、腹部超音波や採血なども行うことがあります。基本的に内診は行いません。月経痛に悩む女の子、その痛さに基準などありません。辛いと思われたら連れていらしてください。月経のトラブルは「3」のルールでおいでください。
- 3か月月経がない
- 3週間以上出血が続く
- 月に3回出血がある
- 中学校3年の最後の春休みになっても月経が来ない
なお当院は婦人科主体ですので、男の子のご相談や不登校などのご相談には対応しておりません。
性的経験のない方は、子宮頸がん検診はされなくて結構です。
子宮頸がんは性的接触からのHPVヒトパピローマウイルス感染が原因だからです。
卵巣は腹部超音波で異常の有無がわかります。血縁に卵巣がんがあれば、定期的に超音波を受けたほうがいいのですが、率直に言えば早期発見が難しいがんです。
妊娠経験のない方は子宮体がんのリスクがあります。月経不順や肥満傾向の方、また40才以上の女性での不正出血は要注意です。是非受診されてください。
現在、2種類のワクチン、4価(ガーダシル)と9価(シルガード9)があります。2種類ともに接種スケジュールは以下で、6カ月間に3回となります。
4価ワクチンと9価ワクチンは定期接種扱いですので無料、対象年齢は小6から高1女児です。その年齢以外では自費となります。
子宮頸がんワクチン接種希望の方へ
希望の方は、こちらのページより動画申し込み後、動画を視聴していただきワクチンの種類を決められて予約のお電話をお願い致します。
スタッフ確認後お返事になりますので数日お時間頂いております。
性的経験があれば20才から受けられてください。最初の3年間は毎年受けられることをお勧めします。
40才以上の方で不正出血があれば、子宮体がん検査を検討します。
重要なことは、「不正出血かどうか」の判断です。
- 不正出血とは、月経以外の出血を指します。少量であっても、色が血性でなく茶色であっても不正出血
- 閉経以降の出血 閉経は45~55才の範囲で起こります。それ以降の出血
- 40才前後以降、月経量が減ることは正常です。少量でも規則的にある場合の多くは問題ないのですが、2週間以上の出血、月に2回以上出血する場合
以上の場合は、不正出血と考えて子宮体がん検査を行います。あるいは経腟超音波で子宮内膜が厚いと判断されるときにも子宮体がん検査を行います。
体がん検査の方法は、子宮の入り口(頸部)から奥(体部)に、鉛筆の芯ほどの太さのブラシを挿入し、体部の細胞を採取します。
卵巣の状態や、子宮内膜の厚さを確認できます。
方法は経腟的、経腹的と主に2つの方法によります。性的経験のない方は、経腹の方法とします。腹部にゼリーを塗りますが、全く痛さなどありません。
月経開始から7~10日までが、一般的にベストな時期です。月経終了前後の少量出血があったとしても問題となりません。しかし、そのような時期に当院の予約調整ができない場合もありますので、上記の時期は「可能であれば」とご理解ください。
出血が続くときや腹痛がひどいときは、お電話をお願いします。予約制ですので、お待ちいただくことになるかもしれませんが、できる限り対応します。全く初診の場合は、その方の状態により当院で対応できない場合もございますので、ご了承ください。